2018年1月21日 (日)

ピノキオとパネットーネの箱

年末に、ローマ近郊で求めてしまった、アンティーク。

どう見ても、これは最初から私物でしょう。全然、売れそうにないもの。苦笑。
まずは、100年ぐらい前のパネットーネの箱。
 
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帽子の箱かと思う大きさ。
 
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リベルティ時代らしいロゴの文字。
 
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上面には、『ミラノの銘菓・Panettone』と書かれています。
 
実はこれは、当時、郵便でパネットーネを送るために作られた箱です。
今のように流通が良くなく、どこでも手に入るものでなくて、ミラノの、しかもクリスマスのお菓子であるパネットーネは、イタリアのみならずアメリカなどへの外国にも、この箱で送られたそうです。
 
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素材は、厚紙です。ビスで留められて、紐で持ちやすくなっています。
 
クリスマス前にミラノの叔父さんから贈られてくるパネットーネは、イタリアの地方の人にとってはお洒落な心躍るお菓子で、アメリカに移民した人たちにとっては、懐かしい郷土の味だったのかもしれません。
今では、日本でも、都心のデパートなどで売られているそうですね。
 
骨董市仲間のおじさんから、ミラノで見つけたという資料が送られてきました。
 
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同じ箱です。
 
現在のパネットーネ。昔に比べて4分の一くらいの大きさ。
まぁ、昔は家族構成も4倍でしたから、こんなに大きくてもすぐ食べられちゃったのでしょうね。笑。
 
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大手Mottaの、オリジナルパネットーネ。
 
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オレンジピールと干し葡萄入りが、伝統のオリジナルレシピ。
 
この頃は、趣向に合わせて、チョコチップ入りとか、レモンクリーム入りとかも出ていますが、やっぱりこのオリジナルが、私は一番好きかな。。。
 
さて、2番目は、ヴィンテージピノッキオです。
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身長:30cm 生まれ:イタリアトスカーナ地方・1940-50年代
 
高かったんですよ!
迷ってたら、骨董市仲間のおじさん3人が、スマホのインターネットで調べてくれて、「赤一色の衣装のレアもんだから、、、」と、肩を押されて・・・
 
日本で1960年代のアトム人形に10万円以上の値が付くのと同じことで、イタリアの昔のおもちゃのコレクターアイテムです。
お店の人に聞いたら、フィレンツェのヴィンテージピノキオ専門店から分けてもらったそうで。確かに、アルノ川沿いにあります。ピノキオ専門店。何度か前を通ったことあるもの。
 
手描きの表情が可愛くて、以前購入して妹にプレゼントしてしまった(惜しいことしたな・・・)ピノキオの版画とそっくりだし、、、状態もとてもいい。
 
ということで、手に入れました。happy01
 
だいぶ昔に日本のJR??かなんかの広告でやってたペンギンみたいに、イタリアを旅行させて絵葉書的写真でも撮ったら、楽しいかなぁ~?
 
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『今日は僕は、お花に囲まれてま~す♪』
 
うふふふ。
いかがなもんでしょうか?
また一人でニタニタする楽しみが増えそうです。coldsweats01
 
 
 


2017年12月12日 (火)

英国の銀の刻印

今日は久々に、アンティークに関する話題です♪

昨日、ローマで見つけたシェフィールド(シルバープレート)のバングル。
楕円の打ち出しの面と、大きさがカッコいいな~、と思わず一目惚れ。shineshine
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うふふ。heart01
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反対側から・・・
お、イニシャルの彫もあります。
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もちろん手彫り。Cですね。
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裏から。
このゴリゴリっとした刻印も、このバングルのデザインの一部になってます。
 
もうお分かりですね。
これは、19世紀のスプーンをバングルにしたもの。
 
こういうアートは時々見かけるのだけど、このバングルは造形が元の形を離れて良く出来てると思い、求めてしまいました。
 
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で、今回のお題は、この刻印です。
銀製品の刻印は、手持ちの本にもある程度は載っていて、それを参考にしていたのだけど、今回はシルバープレートです。

便利な時代になりました。
インターネットで調べられるサイトを見つけました。
http://www.silvercollection.it/silverplatehallmarks.html
 
英語ですので、ちょっと根性が要りますが、シルバープレートのみならず、スターリングシルバーの刻印も、全鑑定所分載ってます。
 
おかげで、昨晩はまた夜更かし。笑。
 
お手元に???という銀製品がありましたら、調べてくださいね~!
『英国の銀世界、ふしぎ発見!』的で、楽しいです。 
 
しかし、英国人って収取癖も凄いもんだなーと、大英博物館で思いましたが、それを整理することにも長けてますよね。
きっと銀製品も同じなんですね。
『銀800』としか刻印を打たなかった(もしくは、全くないか・・・)イタリアとは、流石に違う。笑。
 
良きも悪しきも、確かに、国民性の違いと思います。coldsweats01
 
 


2017年10月22日 (日)

ローマのオベリスク巡り

爽やかな、秋の午後。

大学で美術史を専攻した友人が企画するツアーに行ってきました。

今回は、「ローマのオベリスク巡り」。

ガイドさんの説明は、そんなに難しい専門的なことばかり言ってるわけじゃないんだけど、いつまで経っても乏しい私のイタリア語力では、全部は分からないのが残念。
テルミニ駅を降りて、まずは、官邸のあるQuirinale 広場まで徒歩。
歩くにはちょうど良い、気持ちのいい気候です。
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バスを待って乗り継ぐより、歩いた方が早く着く距離です。笑。
住んでるNettunoは小さな町なので、久しぶりにローマに来ると、いや~、ウィンドーが華やか~♪ついつい、目が行っちゃう。*^^*
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憧れブランドのMaxMaraにも、素敵なニットが・・・
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最初のオベリスク。アウグストゥス帝の時代に、エジプトから持ってきたもの。
基本的に、オベリスクは、エジプトからの略奪品。
ガイドさんに、買うことは無かったのか聞いてみましたけど、帝政ローマ、そんなフェアなことはしなかったようです。
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ツアーの中に2m20cmぐらいの青年がいて、みんなで「オベリスクさん」って呼んでました。笑。
さてさて、ここからトレビの泉を横切り、パンテオン方向にローマの裏道を歩いていきます。
途中のコロンナ広場には、2番目のオベリスク、、、ではなく、これは193年建設の、戦勝記念の柱。
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びっしりと、ローマ時代の戦いの情景の浮彫で埋め尽くされています。
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2番目のオベリスク。 l’obelisco di Montecitorio
 
このオベリスクの頂上の球体には光を取す穴が開けられてて、日時計として使われたのです。
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で、広場の床には、当時のものじゃないけれど、日時計用の目印が刻まれています。
Dsc01949 途中、切り売りピザで、休憩。
Dsc01951 ズッキーニピザとワインで2.30ユーロ。
小腹が満たされ、また元気よく出発~!
ローマの裏道、ちょっと迷いながら、GoogleMap頼りに、パンテオンに到着です。
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いつ見ても素晴らしい。ほぼ建設当時の形を保つ、ローマ時代のパンテオン神殿です。
この前のオベリスクはそんなに高くないのですが、ファラオ・ラムセスのものです。
下がバロックの彫刻の噴水になってて、大きく見えるよう盛り上げられています。
そのパンテオンのすぐ後ろの、ミネルバ広場の、有名なベルニーニ構想の象さんの彫刻の上のオベリスク。紀元前6世紀??の古いもの。
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ミネルバ教会のファサードが修復中で、それに背を向けて、象さんのお尻からの撮影になりました。
 
そして最後のオベリスクのあるナボォーナ広場へ・・・
日が暮れてまいりました。急ぎましょう。
幸いに、同じ地区ですぐ近く。
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これまたベルニーニ構想による、世界の有名な4つの河を表した大きな噴水。
ところが、このオベリスクは、エジプトのものを真似て、ローマで制作されたそうです。
へー、そうなんだー。知らなかった~。
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日が暮れても、賑わう広場
ナボーナ広場周辺は、古いローマらしさが残ってて、素敵な界隈。
車が入らないのも良いです。
年末はべファーナ魔女の市も開かれて、庶民的に?賑わいます。*^^*



2017年9月 6日 (水)

トスカーナ地方の、アグリツーリズモ

トスカーナ地方の、アグリツーリズモに、今夏、初めて泊まりました。

と言っても、何か農業手伝いなどをしたわけではなく、、、ブドウやオリーブの収穫とかですが、、、また農家ではなく、もともと貴族の別荘だったとかで、しかしなかなか快適な宿でした。

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トスカーナ地方の、モンテプルチャーノ近郊です。

モンテプルチャーノはワインの産地としても有名です。
Rosso Montepulcianoは、私には少しあっさりしすぎですが・・・
フルボディの赤が好きなので・・・*^^*

この葡萄畑が、離れて見るとストライプ上になって、トスカーナの丘の風景の特徴になります。

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縦型は、棚型より、収穫し易いです。

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葡萄畑の中の入り口。

そして、もちろんトスカーナ地方のオリーブも、先祖代々から続くもの。

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オリーブの収穫は、葡萄の少し後。10月初旬。

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古の、オリーブの農作機が置いてありました。

左の石の車輪の下に、収穫したオリーブを入れ、馬や牛をつないでゴーリゴーリと潰します。
その後、右の搾取機に入れ、上から重しをして、オリーブ汁を濾しだしました。

オリーブオイルは、地方によって土地によって、味がかなり違います。
お気に入りを探すのも、イタリアの旅の楽しみです。



 


2017年9月 2日 (土)

リチャード・ジノリの、フィレンツェ本店。

フィレンツェに来るときは、いつも忙しくて、何度かお店の前を通ったことはあるけれど、入ったのは初めての、おそらく、いや確実にリチャード・ジノリの本店。

1735年の創業当時から20世紀初頭までのアンティーク・ジノリは、お店で扱っているけれど(www.tesoroantique.com)、現行品もきりりとしたデザインで、美しい。

また、1700年代の意匠が未だ継承されているのにも、驚く。

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1735年、ジノリ侯爵によってフィレンツェ近郊の自領ドッチャにて創業。

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ウインドーには、彩色に使われる顔料や、ハンドルのサンプル展示。

店内に入ると別世界。もう、うっとりです。
ディスプレイも完璧。お金持ちになりたくなります。笑。

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撮影は、自由。

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モダンとクラシックの融合。日本でも人気の、ベッキオ・ホワイトシリーズ。

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ガラス張りテラスのイメ―ジも素敵でした。

実は2013年に破産宣告を受け、今はグッチの子会社となったイタリアのGINORIですが、それでもなお、生き延びてくれてよかった。

お店は、フィレンツェ駅からドゥーモ(大聖堂)に行く間に、寄れる位置です。
お時間のある方は、是非。



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