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2010年2月16日 (火)

ホームスパン

今日は、Web Shopでもお馴染みの、ホームスパンについて、です。

ホームスパンは英語で、『手織り』の意味。
自家栽培の麻や大麻を紡いで、手織り機で織ったものです。

手織り機は、人の手で糸巻きを左右に渡していくので、機械織りと違い、幅の広いものは織れません。
ベッドシーツなどがセンターシームで繋いであるのは、その為です。



Kkl_152_2 典型的な手織り機。
下にペダルが付いていて、これを踏んで、糸の掛かった棒を上下させます。

Kkl_155_2
やや重たげに、ガシャ!ガシャ!と、動きそうな感じですね。

Kkl_088
こちらはちょっと装飾の入った、織り機。
Kkl_089 ザックリした、ホームスパンが出来上がりそうです・・・

実際見てみると、とっても複雑そうで、糸もすぐ絡まりそうな、、、不安を感じます。

ホームスパンの生地でも色々あって、ザックリしたものは、亜麻に大麻がミックスされていることが多いです。
厚みのある重いものは、ほとんど大麻です。


Early Summerでは、大麻をイタリア語で≪カナパ≫と表記させて頂いています。
(亜麻のみのものは、『ピュアリネン』と表記しています。)
大麻は、フランス語で≪シャンブルリネン≫、英語で≪ヘンプ≫と通称されます。

その昔は、大麻は亜麻に比べて、やや庶民的な素材だったようです。
しかし今日では、そのザックリとした味わい深い織り目に、なんとも言えない温かみ、
手作りの良さを感じますね。
実際手でなぞると、肌へのその心地よい刺激に、心癒されます。


また、同じ手織でも、亜麻で信じられないぐらいに細かく織られているホームスパンリネンもあって、そういうものは領主さまに献上していたのか(?)、貴族階級のシーツなどに使われています。
『本当に、これを手織り機で織ったのー???』という、目の細かさ。
そして擦ると、まるで絹のような衣擦れの音がし、艶とシャリ感があります。

ザックリタイプにも、やや黄色がかったもの、ベージュ色のもの、ネップの多いもの、
自然にストライプ状になったものなど、作られた土地の風土、その年の気候などによって、いろいろとバリエーションがあり、面白いです。
ちょうど、日本の自家栽培の大豆から作った手作り味噌?に通じるところがあります。*^^*

いずれにせよ、このような手織り機で、毎日毎日コツコツと時間を掛けて織られていったことを思うと、今こうして、イタリアから日本の皆さまにお届けできることに、感謝と責任感を感じる私です。

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