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2010年6月29日 (火)

エトルリア文明

ローマから海沿いにちょっと北に上り、チヴィタヴェッキアから内陸に入った、エトルスキ人の町、Tarquinia(タルクィニア)に行ってきました。

ここは、紀元前6世紀ごろから発展した、エトルスキ人の 海洋王国でした。
その後、災害や侵略により、だんだんとローマ帝国に迎合していきましたが、オリジナルの言語を持ち、豊かな文化を持っていた民族でした。

Tar_002街自体も、中世の面影を残している魅力ある街並み。
日曜日の午後、人影もまばらで、13世紀頃の大きなバラ窓を持つロマネスク様式の教会がひっそりと佇んでいました。簡素なファサードが、静かな祈りの場にふさわしく、美しいです。
まずは、国立タルクィニア博物館へ・・・
Tar_008 こちらは、15世紀前半のルネッサン初期の美しき回廊を持つ、ヴィテッレスキ宮です。
こんな回廊を、あの重そうなルネッサンス衣装で歩いたら・・・と、想像が膨らみます。
イタリア建築に多く見られる、回廊や中庭。修道院の作りも、大抵こうですね。
真中には井戸があって。なぜか、昔からこの回廊&中庭に強く魅かれるんです・・・

Tar_009宮の中の、同時代ではない、2つの扉。
古い建物は、その時代の用途によって改装が重ねられているので、時々、変なところに窓があったり扉が付いていたりで、笑えます。*^^*
それでも壊さずに、大事に受け継ぐところが、イタリアです。
まあ、重厚な石作りで、壊しにくいのも原因でしょうが・・・ね。

Tar_010 宮殿のヴェネチア風の窓から望む、街並み。

さてさて、本題の、エトルリア文明。
博物館で、石棺や陶器、壺、当時の日用品やコインを見た後は、実際には600にも及ぶという、地下古墳へ。現在は19箇所が見学可能です。

Tar_020 街のはずれの地下墓地は、今も昔も草原で、ただ風が吹くばかり・・・

エトルリア人は、人の死は一時の通過点で、その後も明るい生活があると信じていたのでお墓の中のフレスコ画の装飾は、どこまでも楽しげで、『飲めや、歌えや~!の大騒ぎ』だったりします。笑。
Tar_021 Tar_022 Tar_023 宴の場面と、楽器を演奏する人たちと、オリーブの樹。
古代文明にしては、女性の地位が確立されていたらしく、宴会にも、男性とまったく並んで女性の姿が見られます。(白い肌の人が女性) イイコトです。*^^*
紀元前6世紀の、そんなはるか昔に、地中海の恵と海運、気候の良さを享受し、基本的には今と変わらない生活を送った人たちの、幸せそうな毎日が感じられます。

Tar_024 見学の後は、海に降りて一休み。
でもここの砂浜、黒いんです。鉄分が多いんですって。うーん、、、砂鉄砂浜かぁ?

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