本の装丁というお仕事
今日は、隣町にある友人のレガトリア・・・製本所ヘお邪魔してきました。
女主人のシルビア。地中海サンゴのデザインが素敵な、オリジナルのアルバム。
シルビアは、もともと舞台や映画の衣装をデザインするコスチューム・デザイナーでしたが、3年ほど前から、引退した両親の後を継いで、製本所を営んでいます。
基本は製本業・・・卒業論文などの製本を請け負っています。 一番目の写真の、彼女の後ろの棚は、今でも使われている活字版入れのプリンタートレイ。
Early Summerでも、一度ハミルトンのプリンタートレイを扱いましたが、こちらは現役。
金のプレス文字用です。皮の表紙などに金のプレス文字を押すのが、古典的正統派。 このように、アルファベットを並べて・・・
金箔を重ねて、手押しでプレスします。
こちらの本の背に糸を通して束ねる機械は、かなりのアンティーク・・・
博物館から寄贈して欲しいと言われているんですって・・・ そして、これまた風情のあるこの機械で、プレスして形を整えます。
最新作の、パッチワークのような立体的な表紙が楽しい、オリジナルの手帳。
しかし、元コスチューム・デザイナーだったシルビア。本来持つ創造性を生かして、お得意の生地やリボン、また和紙のような扱いや手描きで、オリジナルの住所録やアルバム、手帳などを、一つ一つ手作りしています。 奥のアトリエには、素材のリボンや生地がいっぱい・・・
どこか和のチギリ絵のよう・・・ハンドペインティングの、レシピ帳。19ユーロです。
こちらは暖かなテクスチャーが魅力的な、アルバムとメモ帳。
パートナーのマルコが作る、近所の海岸の石や貝の額装も、なかなか良い雰囲気♪
1個、7ユーロ。 私は迷った末、左の白一色で和紙みたいな面白い加工のされた、アートな住所録を買いました。19ユーロ!
ホントに一つ一つ可愛いので、見ていてどんどん時間が経っちゃう・・・
オリジナルだし、手ごろなお値段で、プレゼントにも良い感じ。
ご希望の方には、原価にて販売致します。お荷物の隙間に入れられると思います。
ご質問があれば、ご遠慮なくお尋ねくださいね。*^^*