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2013年6月19日 (水)

イタリアのトマト図鑑

さてさて、イタリアを代表する野菜といえば・・・?
そうですよねぇ、トマト(イタリア語で=ポモドーロ)ですよね、疑いなく。

で、日本を代表する野菜といえば・・・?と考えると、私は大根を挙げたいのですが、皆さまは、いかがでしょうか?大根は、ミラノでは時々見かけましたが、ローマ近郊では見たこと無いです。ゴボウ・オクラ・レンコン・三つ葉も無いです。
オクラは、夏は欠かせない大好きな野菜だから、残念・・・ 
嗚呼、オクラ納豆素麺!

 

トマトは、世界中に8000種(!)もあるそうで、、、とても図鑑ではないのですが(笑)、ローマ近郊の野菜屋やスーパーで普通に扱っているものを、ご紹介です。

 

日本では、生のトマトは、なんとなくサラダの飾りの範囲を超えていない感じですが、イタリアではざくざく使う、という感じ。第一、安いし。

269大型トマト3種。

手に持っているのは、米料理用のトマト=ポモドーロ ペル リーゾ。半分にカットして、中をくりぬいて、ハムとチーズを混ぜたお米を詰めてオーブンで焼く料理用。

 

右奥の、「いったいどうしちゃったのさぁ~!」という肥満体さんは、その名も、雄牛の心臓=クオーリ ディ ブエ・・・また、すごいネーミングです。
こちら、牛肉の薄切りとたまねぎの薄切りとで煮込みを作ってみました。ちょっと酸味が強く、夏の煮込みには最適です。軽くサワーな感じに仕上がりました。でも、色が桃色なので、見た目はいまいちでした。

 

手前の、まだ青い細長いトマトは、サン・マルツァーノと言う、日本でも苗が売られている、代表的なイタリアントマト。真っ赤なものもあるけど、緑のものも売ってる。野菜屋さんのお姉さんはモッツァレッラチーズとサラダにするといいって言ってたけれど、日本では加熱用みたい?

281_2ちいさなトマト達、4品種。

こちらは、イタリアントマトらしい、真っ赤なポモドリーニ=小型トマト。
私は、南イタリアの強烈太陽のおかげで、イタリアのトマトは真っ赤っ~!と思っていましたが、どうも、それは単に種の違いらしい。日本では、桃色の「桃太郎トマト」などが主流なんだそうな。
ふうん、、、でも、赤いほうが食欲は誘います。

 

手に持っているのは、ピカデリーという名の細長いトマト。パキーノと呼ぶ場合もある。櫛切りにして、にんにくの擦りおろしとオリーブオイルとバジリコかオレガノと塩を掛けてしばらく置いて、こんがり焼いたフランスパンの薄切りに乗せて食べるとおいしい。夏の前菜・ブルスケッタです。
また、パスタソースにしてもおいしい。(※)

 

奥のトマトは、その名も赤いトマト=ポモドーロ・ロッソ。この同じ大きさで緑のトマト=ポモドーロ・ヴェルデというのもある。これは、主に煮込み調理用。

 

その下の、房に連なってるのは、チェリートマト=チリエッジ-ニ。
これは、ブルスケッタにしても、サラダに入れても、パスタソースにしても良い。

 

※真っ赤な小さなトマトのシンプルパスタソースの作り方
細かく刻んで、オリーブオイルで炒めたにんにくのみじん切りが色付いたころに入れて、塩を一振りして蓋をしてちょっと煮込む。水分が出てきて柔らかくなったら、お好みでオレガノを入れる。8分目に茹でたパスタを入れて、ソースがクリーム状にパスタに絡まるよう、中火でかき混ぜて合えます。このパスタには、パルミジャーノチーズは無し、がお勧め。フレッシュトマト
のお味が分からなくなるからね。

 

右下の一番小さなトマトは、このところの私の定番、ナツメヤシ・トマト。
確かに、形も大きさもナツメヤシそっくりで、切らずにグリーンサラダに混ぜます。
ほとんど水っぽい部分が無く、お味は濃厚。小さい割りにお値段高めですが、他のトマトには無い濃縮感です。

303保存食の、ポモドーロセッキ。

開いて塩を掛け天日に干して半乾燥させたパキーノトマトをオイル漬けにしたもので、かなり塩辛い。
細かく刻んでパスタソースに混ぜたり、またブルスケッタに乗せたりします。
慣れるとおいしい、塩辛的?存在。

 

トマトに含まれるリコピンが体に良いということで、、、
あまり健康に気を使わない(と感じます。笑。)イタリア人が、意外と長生きなのは、常食するトマトのおかげと、日本人から見ると表裏なく素のままで生きている気質のおかげかな~?

 

余談ですが、イタリアにはトマトジュースが無いんです。
私、好きなんですけど。お風呂上りに・・・

 

で、トマトジュースは飛行機に乗ったときに頼む、洒落た飲み物になっています。

 

「塩、レモン、あったらタバスコも・・・」なんて、また通ぶっちゃって・・・
自分でも、あまりにささいなことで、、、苦笑です。

 

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