私の家のアンティーク・・・になったもの。
イタリア・ローマ郊外から、アンティークのWebShopを発信しているのですが、時々、お店の品物が私物になってしまうことがある・・・今回は、そんな我が家のアンティークを、いくつかご紹介。

キッチンのティン・キャニスター4点セット。
お店を初める前に、オランダで購入したティン缶。70年代のアバンギョルド、というかサイケデリックな、抽象お花柄。
まだ経験のない私にも、「これは売れないだろうなぁ~」と思わせるものだったにも関わらず、、、購入。
しかし、肌色の地がアイボリーの大理石と、茶のグラデーションは後ろの焦茶のタイルと、ベルトマッチなのだっ! ということで、私の小さなキッチンのキャニスターになりました。
IKEAの小物とも相性良し。今でも、気に入っています。

ムッソリーニ統治時代の、小学校のアルファベット教材
これも、まだShopを始めたばっかりの頃にNewUpしたもの。
小学校の通信簿を台紙にしていて、その柄からムッソリーニ統治時代ということが分かる。
独裁者の印象がやっぱり良くないせいか、売れなかったので、これも私物に・・・
当時の小学校の先生の手作りで、アルファベットと、その文字で始まる言葉の絵が描かれてて、個人的には惹かれる要素があるのです。
私の最初の国語の教科書には、牛の絵に「うし」と描かれていたのを思い出す。
今現在は、どうなんだろう?まさか、もう牛ではないだろうなぁ~。



19世紀のテーブルナプキンをリメイクしたクッション。
これは、今でもEarlySummerで販売中の、19世紀のナポリの上流家族のモノグラムが刺繍されたテーブルナプキンを、クッションにリメイクしたもの。
12枚あるナプキンのうち、ちょうど4枚に少し汚れやシミがあったのです。
それを、4個のクッションにリメイク。
端の方にあったシミなんかはもう見えないし、余った生地で、リボン部分も作って・・・うふふ♪
クラシックなダマスク模様が、同じく19世紀後期の椅子とよく似合う。
私は、お裁縫は全然不得意なので、縫製はご近所のシニョーラに依頼。
しかし!!何度も説明したのに、シニョーラはモノグラムの方向を間違えて裁断してしまいました~。あああー。涙。

リネンのタオルを、カーテンにリメイク。
こちらも、以前EarlySummerで扱っていたリネンタオル。
幅広のクロシェレースが素敵なんだけれど、日常のタオルとして使うには、少々お値段が張る。クッションや、このようにカーテンにリメイクすると、質感もリネン独特で爽やか、毎日お洗濯するものでもないのでやれることもなく、いつまでもキレイで毎日楽しめます。
これで、リネンタオル半分。
残り半分は、友人が「私の窓にもー!」と言って持って行ってしまいました。笑。

リバティ時代のキャビネットと、3枚の「桜花と愛らしい雀のお皿」
SARREGUEMINES・3枚セットとして、EarlySummerに少し前に出したもの。たまたまその後、友人からリバティ時代のキャビネットを譲り受け、オリジナルの背面に張られた生地の色にあんまりぴったしなので、、、私物になりました。*^^*
お皿には、3枚中2枚には少しカケがあったのだけど、こうして飾ってしまえば、本当に目に付かない。アンティーク好きは、時々片目をつぶることも必要と感じた次第です。

落として壊してしまった、額縁。
さて、最後はこんなこともある私物アンティーク。
以前、Tesoro*テゾーロにて販売していた、金箔張りも美しい細かな細工の額縁。
高かったけど、あんまりきれいだったので、2か月迷った挙句に購入。
ところが、ドレスの撮影中に、演出小物として後ろの壁に掛けていたのを自分で落として・・・!
石膏細工部分が、かなり粉々に破損してしまいました。大泣き。
前回の記事の友人の修復家に持って行き・・・
忘れた頃に仕上がってきたのですが、修復跡はよく見ればわかるものの、パッと見には元の姿に、、、
「あらー、直るんだー。」と妙なところで感心したものの、もう同じお値段では出せないので、これも私物に。
というわけで、様々な理由で私物になってしまったもの。
でも、気に入ったものしかお店に出さないので、どれも私の好きなもの。
全部お気に入りです。*^^*