アンティークロングチェーン
先日、アンティークのチェーンを5品、NewUpしました。www.tesoroantique.com
今日は、そのロングチェーンについて。
150cm以上もあるロングチェーン、日本では良く「マフチェーン」と呼ばれていますが、イタリアのディーラーの間では、ロニエットや虫眼鏡、時計を下げるチェーンという認識です。
ロニエットとは、携帯用の眼鏡。
確かに絵画の中にも、そういう使い方をよく見ます。
1826年、英国。
1841年。
確かに今でも真似できる使い方。
老眼鏡をおもむろにバックから取り出すより、優雅。
1820年。
これは、懐中時計やペンダントを吊り下げた例。
チェーンも、首から下げるというよりも、後ろは少し下がるぐらいに、肩にゆったりと掛けて、オブジェ部分は、ベルトやサッシュに差し込んだのでした。
また、ベルトに通したりもしてたようで、これも確かに首からつるすよりも肩が凝りません。(笑)
1822年。これもロニエット。ベルトに挟んで。
17世紀。羽根の扇をかけています。
また、ブローチペンダントを引っかけたのを、服にブローチとして留めてしまうのも、今でもできそうです。
紛失防止にもなります。*^^*
ルネッサンス期の凝ったチェーンです。
ブローチピンの付いていないペンダントを、このようにして。
胸元にそっと挟むのも、なかなか憎い演出。
でも、アンティークのチェーンは、現行のものに比べて軽いです。
ネックレスはしたいけどすぐ肩が凝ってしまう方にも、工夫次第で、お洒落に楽に着けこなせます。
また、現在のお洋服とも、難なく合わせられます。
19世紀のものはハンドメイドですので、金属を何度も叩いて、、、という作業を繰り返すため、金属が締まって強いです。
安心して使えます。
長い年月を経て、まろやかさも増したチェーン、アンティークジュエリー好きとしては、1本は手元に欲しいアイテムですね。