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2017年3月

2017年3月10日 (金)

フランス語の翻訳


フランスのアンティークを扱っていて、時々フランス語の翻訳に悩むことがあります。

全く、フランス語は知識がないので、Google翻訳に頼ることになるのですが、いきなり日本語に翻訳すると、とんでもなーい訳になったりするので、この頃は、多少でも知っているイタリア語に翻訳して、考えることにしている。

以前に、WebShopに出した、ちいさな愛らしい花籠のシール。

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既にSoldです。

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シール面はペーストガラス。写真よりもっと明るいセルリアンブルー。

鳩が、ハートの付いたラブレターをくわえて飛んでいます。
上のメッセージは・・・
répondez vite=「早くお返事くださいね。」、、その気持ち、わかります。*^^*

 

しかし、これは、実はお客様にご指摘いただいて、修正した翻訳なのだ。

 

最初にGoogle頼みで訳して書いたのは、「迅速にお届けします」。

それは、あなた、、、フランス郵便局のスローガンじゃあるまいし・・・汗。

 

でも、こう出たんだもん。。。涙。

 

今回の、フランスの古のカード。

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「4月の魚」 エープリールフールのカードです。

お花の絵柄をめくると、赤ちゃんが出てくる意匠。
こちらの訳の意味が解らない。

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一応、Google翻訳機で見てみましたが・・・

イタリア語に訳すと、「幸せになるために勇気を持ちましょう」みたいな意味なんですが。

 

でも、なんで赤ちゃん??案ずるより産むが易し???

しかも赤ちゃんの枕元には、網で焼かれる焼き魚??
フランスのエスプリだろうか??

 

と、分からないままに、明日にはUpします。

 

どなたか、その心を教えて頂けますと幸いです。
WebShopのメールからお願い致します。

2017年3月 7日 (火)

白磁のスーピエールの陰影

フランス語でスーピエール、イタリア語では、ズッピエーラ、
スープを入れて、食卓の中央に置く大きな陶器。

骨董市でも、冬の間によく見かけるもの。
秋頃から気になってて、、、もう3月なので、そろそろ姿を消しそうだし・・・
自分用に探してみようかなぁ~、なんて思っていました。

そして、先週の日曜日、出会ってしまった。
遠くから見ても、すぐ心惹かれました。
そこだけ、スポットライトが差しているようだったもの。笑。

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1800年代後期の、ズッピエーラZuppiera. イタリア製。

特に気に入ったのは、下のお皿が付いているのと、肌の色。
丁度いい加減のアイボリー色。白すぎず柔らかい、艶やかな肌。

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アンダーのお皿が付いているものはレアです。

下のお皿は、高台がきっかりとはまるようになった作り。
動かないので、スープをすくうときも安心感があるし、テーブルクロスを汚さない。

蓋の縁に、数か所の小さなカケがあるものの、自分用なんだから、今回は私が許せる範囲だったらそれでいいの~!


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Fabrianoの窯元のバックスタンプが入っていますが、今はもうない窯元のよう。

つまみのデザインも、過剰すぎない慎ましい美しさで、イタリアらしい。
この部分の表面の消耗などは、味わい深くて、無いよりもあった方がいい。
本当に、アンティ-クの味わいと言えるディテールです。

 

ところで、これは、イタリアでももう消えてしまったアイテムの食器です。
50~60年代ごろまでは、どこの家にもあったものらしいけれど、その後は使われなくなりました。今では高級レストランぐらいらしい、実用しているのは。

 

骨董市でも、それぞれの時代のものがあって、注意深く見てるととても面白い。
大きいものなので、お皿などより、装飾の要素や全体のフォルムに特徴が出せる。

今回不覚ながらも、いろいろな時代のものの写真を撮ってくるのを忘れてしまったので、ご興味のある方はFaceBook(Antiques Tesoro)に、参考写真を載せましたので、どうぞご覧ください。

 

でも、テーブルの真ん中にあると、やはりとても優雅です。
今は、どう使うの?と聞いたら、家具の上にデコレーションとして飾ったり、蓋のないものは花器にしたり。。


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おなか一杯の、満ち足りた幸せ感を連想させる、まあるいおおらかなフォルムにも、ほっとします。

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花器としては、去年、エナメル製の蓋無しを購入して、既にシクラメンに使用中。


でも時々は、食卓で使ってみたいものです。
蓋を開けた時に、ふわっ立ち上る湯気と、美味しそうなコンソメス―プの匂い。
覗き込む、家族の笑顔。

古の幸せな夕食に、心を寄せて。

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