カルティエと神話展
先日、カルティエと神話展(Cartier e il mito)を、ローマの中心地のカピトリーニ美術館で観てきました!
これが無料カタログ。
入り口を入ると、幻想的な世界観が既に広がった演出ですが、、、常設展の前にジュエリーのショーケースが並べられていて、、、
こんな素敵な彫像が、先ずお出迎えしてくれます。アムール!
1923年イタリア訪問時のカルティエ氏。奥様のお洋服がアールデコシックです。
先ずは、素晴らしい20世紀初頭のティアラが並びます。これはアルビオンアート所蔵品。
麦の穂が軽やかで、動きに合わせて穂先が震えたことでしょう。
アラビアンナイトの王子様の冠のようなフォルム。1910年のもの。
1909年のギリシャ雷文をデザインしたティアラ。
カタログには、この様なティアラを身に着けた彫像と載せられています。
1911年。ローマ時代の着色彫像と。
1907年のストマッカ―(ドレスの前面に縫い付けられたもの)ですが、ローマ時代のうす彫りからデザインソースが得られているのを説明する映像が付いていて、とても分かりやすいです。
これも20世紀初頭期の素晴らしい細工。
ダイヤを留めている爪なんか、全然見えません。
身の毛もよだつ細やかさ。
同じ時代のリボンに留められたガーランド模様。
どんなドレスに合わされていたのだろう・・・
さて同じプラチナワークでも、デザインは、段々とアールデコへ・・・
左下のユニークな造形は、時代の潮流を感じさせますね。
珊瑚やオニキス、色石を用いた、アールデコ様式。
時計ですが、これらも素敵でした!
さて、展覧会の後半は、やや近代の物。
カルティエと言えば、パンテール(豹)で有名ですが、他にも蛇や、、、
右は、古代ローマ時代の蛇の腕輪。
おっきなコロンビア産のエメラルドを咥えたワニ。
デザインソースはアールデコですが、今世紀制作の黒豹。
いやぁ、個人の好みなんですけど、だんだん、「私、ゴージャスでしょ!」みたいなジュエリーになってきているのが、残念でした。
この黒豹なんか、どこか精悍さにも欠けてて、頭撫でたら懐いてきそうな・・・センターストーンも大きすぎて、バランスも悪くないですか?クライアントの要望で後で乗っけたような?
照明が特殊で、スマホで撮った写真がボロボロですみません。
コメントも、私的なものです。しかし、明らかにアールデコ時代までのアンティークの方が、繊細で美しいと感じたのです。
あんな精密な石留の出来る職人さんも、もういないのでしょうね。
『プリニウスの鳩』をテーマにした小部屋もありました。
このアールデコのブローチも、オニキスとロッククリスタル&ダイヤモンドのモノトーンに抑制が効いていて、逸品でした。
動画も撮ったのですが、このBlogには動画機能が無いので、 FaceBookからご覧ください。
https://www.facebook.com/reel/911041308566067
今回は、フィレンツェから遊びに来てくれた日本人のお友達と廻ったのですが、この展覧会の他に、カラバッジョを見に行きたいということで、3つの教会にある常設の5枚に加え、たまたま寄ったナボーナ広場の教会で特別展示だったこの一枚も見て、まあなんと充実して、お天気も良くて、おしゃべりも弾んだ、とても愉しい一日でした。
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