Borgo Mediovale

2013年9月11日 (水)

夏の終わりの、ホラー・フェスティバル

皆さま、ホラーもの、お好きですか?

私は、ホラー&オカルト、幽霊亡霊&妖怪、、、全部だめなんです。
昔、TV『まんが日本昔話』で、「耳なし芳一」を見たとき、背筋が凍りましたが、、、

今見ても、ぞわ~~っとする。笑。

仲良くできるのは、オバケのQちゃんぐらいだな。

さて、私の住むネッツゥーノでは、毎年夏の終わりに、『イタリアン・ホラー・フェスティバル』なるものが行われます。

総合テレビニュースでも宣伝される、一応ちゃんとしたフェスティバル。

趣旨は、砂浜での新作ホラー映画の上映。
期間中は、この町には珍しい真っ黒のスーツを着込んだホラー映画関係者の人達が、闊歩しています。

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砂浜の会場。まあ、こじんまりしていますが。

ガイドのお姉さんたちの制服は、なぜか超ミニ。
怖いばっかりじゃ何だから、お色気プラスね。。。きっと。

 

そして期間中の週末には、家の下を、数々の幽霊亡霊さんがウロウロするんです。

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細い路地をふらふら・・・あれ???さ、貞子?

こんなの、みんなとワイワイ見てるから良いけど、突然会ったら完全に腰抜かしますよ。

 

扮するは、テアトロの劇団員の皆さんだそうで、さすがにプロ。
バチバチ写真撮っても、ピクリとも表情が変わらない。

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こちらは金髪で、、、キャリーかな?狂って悶絶するさまは、演技と思えない迫力でした。

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友人が撮影中。でもあんまり近づくと、、、「ギャーーーー!!!」と起き上がってくれます。

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クラシカル包帯男。包帯取ったらハンサムさんな感じ。

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南イタリアの未亡人。リアルです。流石に年季が入っていました。


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おどろおどろしいホラーミュージックが大音響で鳴り響き、、、

最後は、小さな広場で、火まわし男と亡霊さんとのコラボで、幕を閉じるのでした。

おかげさまで、今晩は、涼しく、良く寝れそうです。

2011年8月22日 (月)

小さな広場のジェラテリーア

残暑お見舞い申し上げます。

イタリアの夏と言えば、切っても切れないのがジェラート!
まあ、世界全国アイスクリームは夏には必須ですが、イタリア人曰く(いや本当に)、
アイスクリーム=ジェラートは、イタリアが発祥の地!

今日は、一番近所のジェラテリーアのご紹介。

Gelateria_003 La Piazzetta=小さな広場という名のジェラテリーア。

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このお店は小さいので、種類はあまりないのだけど、オーナー夫婦が全部手作りの、純正なジェラートです。
左下から、黒イチゴ、バナナ、イチゴ、パイナップル、ピスタチオ、ミント・・・
左上から、レモン、アプリコット、ココナッツ、木イチゴ、アメリカンチェリー・・・


Gelateria_013 ブリオッシュ地のパンにジェラートを挟んで食べるのは、シチリアでは典型的な夏の朝食

Gelateria_015 スタッフのモニカが持つのは、ココナッツと、モーラ(黒苺)、ピスタチオ(後ろに隠れて見えない・・・笑)に、生クリーム盛り!

どういう訳かこの辺では、ジェラートの上に生クリームを乗せる。
ローマ中心地では有料だけど、ここら辺の郊外だと無料。
「ダブルでね・・・」と言って、コーンの底と、最後にジェラートの上にもこんもり、頼む人もいる・・・かなり、むつっこいんですけど・・・
私は、「センサ パンナ、ペル ファボーレ!=生クリームなしでお願いします」

でも、このジェラテリーアでの私のお気に入りは、『Granita=グラニータ』


Gelateria_007いつも笑顔のナイスミドル♪オーナーのマウロ氏の前に並ぶのが、グラニータ。
グラニータは氷菓と言うか、果物汁だけをじゃりじゃりとした状態に半分固まらせて混ぜたようなもので、ちょうどシャーベットの溶けかけみたいな舌ざわりです。
果物汁だけなので、ジェラートよりも軽くて、何といっても太らなさそうだー。笑。
私の一番の好みは、スイカ~♪この小さなカップで、1.5ユーロ♪


Ittre_011おいしいスイカの時期だけ作るので、いつもあるとは限らない。季節限定品。
いつもスイカばかり食べるので、『これも、味見してみて!』と、時々何か他の味のものを上に乗っけられてしまうんです・・・

Ittre_004 営業時間は夕方5時半から夜中の1時半ごろまで・・・夜が更けるほどに大繁盛
夏期4か月のみの営業。

Ittre_007 おこずかい握りしめて、子供も通います・・・

こうして、暑い夏のイタリアの夜は、更けていくのでした。

2010年5月26日 (水)

初夏を告げる、地元のマリアさまのお祭り

5月9日から1週間、地元のマリア様のお祭りが開かれました。

このマリア様、400年前に難破したイギリスの船から、近くの海で上がったそうですDonna_032_2
教会からマリア様が出てくると、『ビバ!サンタマリア!(マリア様万歳)』の歓声が。
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写りが悪いのですが、この女性の衣装は、この町独特の民族衣装です。

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反対側の教会まで、約1キロ。イルミネーションで飾られたメインストリートを練り歩きますMa_076_2 最後には、どどーんと花火も上がり、また一斉に『マリア様、万歳!』の歓声が華やかです。

今年は、お天気に恵まれず、中止となったイベントも多かったのですが・・・
Madonna_023_2 ルネッサンスの衣装で、海岸をお散歩。ビーチパラソルとのミスマッチが可笑しい・・・*^^*
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貴族さまのお楽しみはやはりダンス…ルネッサンス楽曲と共に、サマになってます。

Madonna_062_2  『そんでさー、この頃どうなのよ?』Madonna_008_2 子供は何を着ても、可愛いですね。隣のおもちゃが気になってます・・・*^^*

Madonna_103_2 砂浜で、騎士団の馬術アトラクション。
Madonna_076_2 サラセン人を馬上から槍で付く演技。日本の流鏑馬(やぶさめ)みたいなものですねー。
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お仕事終えて、海岸をお散歩の馬さん達。お疲れさまでした。*^^*

初夏を告げる、地元のマリア様のお祭りでした。
 

2010年1月31日 (日)

Via del Baluardo

今日は、私の住むボルゴ・メディエバーレのお話。
中世地区の名の通り、中世に建てられた城塞の中にあります。


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これが城塞の大通側。反対側は地中海。
一番手前の塔の下が私のアパートで、この塔にアパートの階段から登れます。

塔の上で、お天気のいい日にはお洗濯したリネンシーツを干しています。
ただ、ツバメとカモメの落し物が怖いのが、難点・・・*^^*

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こちらが、城塞の中への入口です。

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アパートの所在地:Via del Baluardo (ヴィア・デル・バルアルド)

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外から見ると丸い塔なのに、城壁の内側から見ると、四角い、、、その不思議。
塔の中にも、住んでる人はいる!でも住心地はどうかなー?
半円&不等辺四角形の部屋って・・・

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地区の真ん中の広場の水飲み場
この水は湧水です。飲めます。鳩も飲んでます。
階段を降りるとヨットハーバー。その手前にゴウゴウと、もったいないくらいの(笑)水が、湧き出ています。
この湧水があるから、街が出来たんだそうです。。。う~ん、納得。

また、ローマ時代からの街なので、ちょっと掘るといろいろ 出てくるらしく、

Uouo_060 昔の石の車輪やら・・・
Uouo_064  ローマ時代(?)の円柱の一部・・・
Uouo_068 昔のアンフォラ(壺)が、
横の壁に埋め込まれ、イタリアらしい
遊び心を感じさせてくれます。

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城壁の外にある、ネッツゥーノ(ネプチューン)の噴水。
街のシンボルではありますが、コインが投げ込まれることは無く(笑)彫刻の出来としては、ローマのバロック彫刻群に比べると、残念ながらイマイチでございます。*^^*

2010年1月10日 (日)

ソフィア・ローレン自伝の撮影

ちょっと前の話なのですが、去年の10月に、私の住む街のボルゴ・メディエバーレ【中世の地区】で、イタリアを代表する女優のソフィア・ローレンの自伝の撮影が行われていました。

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真中のピンクの帽子の女優さんが、ソフィア・ローレン役。

貧しい幼少時代を過ごしたナポリの外れの街、、、そこに里帰りしているという設定だったようですが、エキストラの子供達の1940年代の衣装が、甘く懐かしく良い雰囲気でした。

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リハーサル中のエキストラの子供たち。手前はスタッフさん。

ソフィア・ローレンと言えば、私にとっては、やはり、1969年のマストロヤンニ共演の

『ひまわり』。

今でも、涙なしには見れない名作です。

彼女は写真だけ見ると、目と口と胸の大きな、ちょっとおっかない女の人ですが、(子供の頃、何でこの人が美人なのか、ずーっと疑問に思ってました・・・笑)演技力はどこまでも深く、圧倒的な存在感、南イタリアの女性像を象徴する逞しい女性を演じたら、右に出る人は今も居ません。

75歳の現在でも、お綺麗です。

このところの映画って、CGの多用ばかりで、昔のイタリアのリアリズム映画みたいな、いつまでも心に残るような作品は、めっきり少なくなりました。。。

残念ですね。

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神父さんもエキストラさん。洗濯物は演出ですが、今もあまり変わりないです。*^^*