アンティーク

2018年1月21日 (日)

ピノキオとパネットーネの箱

年末に、ローマ近郊で求めてしまった、アンティーク。

どう見ても、これは最初から私物でしょう。全然、売れそうにないもの。苦笑。
まずは、100年ぐらい前のパネットーネの箱。
 
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帽子の箱かと思う大きさ。
 
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リベルティ時代らしいロゴの文字。
 
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上面には、『ミラノの銘菓・Panettone』と書かれています。
 
実はこれは、当時、郵便でパネットーネを送るために作られた箱です。
今のように流通が良くなく、どこでも手に入るものでなくて、ミラノの、しかもクリスマスのお菓子であるパネットーネは、イタリアのみならずアメリカなどへの外国にも、この箱で送られたそうです。
 
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素材は、厚紙です。ビスで留められて、紐で持ちやすくなっています。
 
クリスマス前にミラノの叔父さんから贈られてくるパネットーネは、イタリアの地方の人にとってはお洒落な心躍るお菓子で、アメリカに移民した人たちにとっては、懐かしい郷土の味だったのかもしれません。
今では、日本でも、都心のデパートなどで売られているそうですね。
 
骨董市仲間のおじさんから、ミラノで見つけたという資料が送られてきました。
 
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同じ箱です。『歴史的な、世界的に有名なミラノのブランド』、となっています。
 
現在のパネットーネ。昔に比べて4分の一くらいの大きさ。
まぁ、昔は家族構成も4倍でしたから、こんなに大きくてもすぐ食べられちゃったのでしょうね。笑。
 
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大手Motta社の、オリジナルパネットーネ。
 
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オレンジピールと干し葡萄入りが、伝統のオリジナルレシピ。
 
この頃は、趣向に合わせて、チョコチップ入りとか、レモンクリーム入りとかも出ていますが、やっぱりこのオリジナルが、私は一番好きかな。。。
 
さて、2番目は、ヴィンテージピノッキオです。
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身長:30cm 生まれ:イタリアトスカーナ地方・1940-50年代
 
高かったんですよ!
迷ってたら、骨董市仲間のおじさん3人が、スマホのインターネットで調べてくれて、「赤一色の衣装のレアもんだから、、、」と、肩を押されて・・・
 
日本で1960年代のアトム人形に10万円以上の値が付くのと同じことで、イタリアの昔のおもちゃのコレクターアイテムです。
お店の人に聞いたら、フィレンツェのヴィンテージピノキオ専門店から分けてもらったそうで。確かに、アルノ川沿いにあります。ピノキオ専門店。何度か前を通ったことあるもの。
 
手描きの表情が可愛くて、以前購入して妹にプレゼントしてしまった(惜しいことしたな・・・笑。)ピノキオの版画とそっくりだし、、、状態もとてもいい。
 
ということで、手に入れました。happy01
 
だいぶ昔に日本のJR??かなんかの広告でやってたペンギンみたいに、イタリアを旅行させて絵葉書的写真でも撮ったら、楽しいかなぁ~?
 
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『今日は僕は、お花に囲まれてま~す♪』
 
うふふふ。
いかがなもんでしょうか?
また一人でニタニタする楽しみが増えそうです。coldsweats01
 
 
 


2017年12月12日 (火)

英国の銀の刻印

今日は久々に、アンティークに関する話題です♪

昨日、ローマで見つけたシェフィールド(シルバープレート)のバングル。
楕円の打ち出しの面と、大きさがカッコいいな~、と思わず一目惚れ。shineshine
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うふふ。heart01
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反対側から・・・
お、イニシャルの彫もあります。
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もちろん手彫り。Cですね。
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裏から。
このゴリゴリっとした刻印も、このバングルのデザインの一部になってます。
 
もうお分かりですね。
これは、19世紀のスプーンをバングルにしたもの。
 
こういうアートは時々見かけるのだけど、このバングルは造形が元の形を離れて良く出来てると思い、求めてしまいました。
 
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で、今回のお題は、この刻印です。
銀製品の刻印は、手持ちの本にもある程度は載っていて、それを参考にしていたのだけど、今回はシルバープレートです。

便利な時代になりました。
インターネットで調べられるサイトを見つけました。
http://www.silvercollection.it/silverplatehallmarks.html
 
英語ですので、ちょっと根性が要りますが、シルバープレートのみならず、スターリングシルバーの刻印も、全鑑定所分載ってます。
 
おかげで、昨晩はまた夜更かし。笑。
 
お手元に???という銀製品がありましたら、調べてくださいね~!
『英国の銀世界、ふしぎ発見!』的で、楽しいです。 
 
しかし、英国人って収取癖も凄いもんだなーと、大英博物館で思いましたが、それを整理することにも長けてますよね。
きっと銀製品も同じなんですね。
『銀800』としか刻印を打たなかった(もしくは、全くないか・・・)イタリアとは、流石に違う。笑。
 
良きも悪しきも、確かに、国民性の違いと思います。coldsweats01
 
 


2017年3月10日 (金)

フランス語の翻訳


フランスのアンティークを扱っていて、時々フランス語の翻訳に悩むことがあります。

全く、フランス語は知識がないので、Google翻訳に頼ることになるのですが、いきなり日本語に翻訳すると、とんでもなーい訳になったりするので、この頃は、多少でも知っているイタリア語に翻訳して、考えることにしている。

以前に、WebShopに出した、ちいさな愛らしい花籠のシール。

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既にSoldです。

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シール面はペーストガラス。写真よりもっと明るいセルリアンブルー。

鳩が、ハートの付いたラブレターをくわえて飛んでいます。
上のメッセージは・・・
répondez vite=「早くお返事くださいね。」、、その気持ち、わかります。*^^*

 

しかし、これは、実はお客様にご指摘いただいて、修正した翻訳なのだ。

 

最初にGoogle頼みで訳して書いたのは、「迅速にお届けします」。

それは、あなた、、、フランス郵便局のスローガンじゃあるまいし・・・汗。

 

でも、こう出たんだもん。。。涙。sad

 

今回の、フランスの古のカード。

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「4月の魚」 エープリールフールのカードです。

お花の絵柄をめくると、赤ちゃんが出てくる意匠。
こちらの訳の意味が解らない。

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一応、Google翻訳機で見てみましたが・・・

イタリア語に訳すと、「幸せになるために勇気を持ちましょう」みたいな意味なんですが。

 

でも、なんで赤ちゃん??案ずるより産むが易し???

しかも赤ちゃんの枕元には、網で焼かれる焼き魚??
フランスのエスプリだろうか??

 

と、分からないままに、明日にはUpします。

 

どなたか、その心を教えて頂けますと幸いです。
WebShopのメールからお願い致します。happy01


2017年3月 7日 (火)

白磁のスーピエールの陰影

フランス語でスーピエール、イタリア語では、ズッピエーラ、
スープを入れて、食卓の中央に置く大きな陶器。

骨董市でも、冬の間によく見かけるもの。
秋頃から気になってて、、、もう3月なので、そろそろ姿を消しそうだし・・・
自分用に探してみようかなぁ~、なんて思っていました。

そして、先週の日曜日、出会ってしまった。
遠くから見ても、すぐ心惹かれました。
そこだけ、スポットライトが差しているようだったもの。笑。

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1800年代後期の、ズッピエーラZuppiera. イタリア製。

特に気に入ったのは、下のお皿が付いているのと、肌の色。
丁度いい加減のアイボリー色。白すぎず柔らかい、艶やかな肌。

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アンダーのお皿が付いているものはレアです。

下のお皿は、高台がきっかりとはまるようになった作り。
動かないので、スープをすくうときも安心感があるし、テーブルクロスを汚さない。

蓋の縁に、数か所の小さなカケがあるものの、自分用なんだから、今回は私が許せる範囲だったらそれでいいの~!


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Fabrianoの窯元のバックスタンプが入っていますが、今はもうない窯元のよう。

つまみのデザインも、過剰すぎない慎ましい美しさで、イタリアらしい。
この部分の表面の消耗などは、味わい深くて、無いよりもあった方がいい。
本当に、アンティ-クの味わいと言えるディテールです。

 

ところで、これは、イタリアでももう消えてしまったアイテムの食器です。
50~60年代ごろまでは、どこの家にもあったものらしいけれど、その後は使われなくなりました。今では高級レストランぐらいらしい、実用しているのは。

 

骨董市でも、それぞれの時代のものがあって、注意深く見てるととても面白い。
大きいものなので、お皿などより、装飾の要素や全体のフォルムに特徴が出せる。

今回不覚ながらも、いろいろな時代のものの写真を撮ってくるのを忘れてしまったので、ご興味のある方はFaceBook(Antiques Tesoro)に、参考写真を載せましたので、どうぞご覧ください。

 

でも、テーブルの真ん中にあると、やはりとても優雅です。
今は、どう使うの?と聞いたら、家具の上にデコレーションとして飾ったり、蓋のないものは花器にしたり。。


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おなか一杯の、満ち足りた幸せ感を連想させる、まあるいおおらかなフォルムにも、ほっとします。

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花器としては、去年、エナメル製の蓋無しを購入して、既にシクラメンに使用中。


でも時々は、食卓で使ってみたいものです。
蓋を開けた時に、ふわっ立ち上る湯気と、美味しそうなコンソメス―プの匂い。
覗き込む、家族の笑顔。

古の幸せな夕食に、心を寄せて。


2017年2月25日 (土)

18世紀の古いCASSAPANCAのお手入れ

今日は曇ってて、写真撮影もできないし、以前から「やらなきゃ!」と思ってた古いカッサパンカのお手入れをすることに。

CASSAPANCA=カッサパンカって辞書で引いてみると、『中世、ルネッサンス期の収納箱を兼ねた長椅子』と出てくる。

日本語でなんなんだろう、、、と思ったけど、長椅子チェストってところかなぁ?
イタリアでは、古いお屋敷兼美術館みたいなところに行くと、長い廊下とかによく置かれている。

現在では、ベッドの足元側に置いて、羽毛布団を保管したりして使うのが一般的。

リネンシーツの在庫がかさばって、「もう収納場所がないーっ!」って言ってたら、友人から、「ウチの車庫の奥に古いカッサパンカがあるよ」、と言われ引き取ることに・・・

アンティーク市でもよく見かけるアイテムだけど、戦後のものは背が高く奥行きがあって、バウレと呼ばれる収納箱になり、私のスペースには大きすぎる。
大抵、古いものほど低くて細長い。でも古いものはそんなに見当たらないし、第一、市場では高すぎて手が出ないのです。

友人からは、18世紀のもの(1700年代)と言われてたので、期待していたんだけど・・・

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かなり放置されてた模様です。

これは、はっきり言ってだねー、カッサパンカとして作られたものでは無く、農機具などを入れておく木の箱だったものに、後年に脚が付けられているよ。。。うーん、、、ちょっとがっかり。gawk

古そうなことは確かだけど・・・
気を取り直して、お手入れだっ!


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左の缶入りは蜜蝋、右のは天然由来のオイル。

蜜蝋は、家具などの大きなものだと、後で匂いがきつくて部屋にいられなくなるので、今回は少し色付きのパリエリーノ・オイルを使ってみました。

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長年のほこりを拭って、、

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刷毛で、適量を塗る。

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その後、ボロ布で余計なオイルをふき取り。

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中にも塗って乾かします。

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内側のこのヒンジは、オリジナルみたい。ちょっと嬉しい。

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完成。どんな感じでしょうか?

上の水彩画と、色味が合ってるのは、すぐ気に入ったけど。
でも、見慣れてくると、なんだかこの寡黙な感じがすごくよく見えてきて・・・

装飾が無いから、他の家具の邪魔も全然しない。
黙って、長い風雪を忍んできたような、、、クルミ材の存在感のみ。

閉めるときにする、重たい木板の音にも満足。
上には、古典刺繍の付いたシェードのランプとか置いたら良さそう・・・うーん。

 

内側に茶紙を敷いて、リネンシーツもきれいに収まりました。heart01

 

しかし、こうやって書いてみると、特にBlogに記さなくても良かったような、、、
たわいのないネタでございました。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。happy01


2017年2月20日 (月)

アンティークロングチェーン

先日、アンティークのチェーンを5品、NewUpしました。www.tesoroantique.com

今日は、そのロングチェーンについて。

150cm以上もあるロングチェーン、日本では良く「マフチェーン」と呼ばれていますが、イタリアのディーラーの間では、ロニエットや虫眼鏡、時計を下げるチェーンという認識です。
ロニエットとは、携帯用の眼鏡。

確かに絵画の中にも、そういう使い方をよく見ます。

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1826年、英国。

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1841年。

確かに今でも真似できる使い方。
老眼鏡をおもむろにバックから取り出すより、優雅。

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1820年。

これは、懐中時計やペンダントを吊り下げた例。

チェーンも、首から下げるというよりも、後ろは少し下がるぐらいに、肩にゆったりと掛けて、オブジェ部分は、ベルトやサッシュに差し込んだのでした。

また、ベルトに通したりもしてたようで、これも確かに首からつるすよりも肩が凝りません。(笑)

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1822年。これもロニエット。ベルトに挟んで。

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17世紀。羽根の扇をかけています。

また、ブローチペンダントを引っかけたのを、服にブローチとして留めてしまうのも、今でもできそうです。
紛失防止にもなります。*^^*

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ルネッサンス期の凝ったチェーンです。

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ブローチピンの付いていないペンダントを、このようにして。

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胸元にそっと挟むのも、なかなか憎い演出。

でも、アンティークのチェーンは、現行のものに比べて軽いです。

ネックレスはしたいけどすぐ肩が凝ってしまう方にも、工夫次第で、お洒落に楽に着けこなせます。
また、現在のお洋服とも、難なく合わせられます。
19世紀のものはハンドメイドですので、金属を何度も叩いて、、、という作業を繰り返すため、金属が締まって強いです。
安心して使えます。

長い年月を経て、まろやかさも増したチェーン、アンティークジュエリー好きとしては、1本は手元に欲しいアイテムですね。


2017年2月14日 (火)

Blue Willowと東洋趣味と英国風インテリア

今回、初めてBlue Willowという陶磁器を仕入しました。

いつもは、一人で行く遠方の骨董市。
今回は、ジュエリーでコラボしているローマの友人と一緒に行ったのですが、その彼女が、「このお皿、いいわよ。」と勧めてくれたのが、このBlue Willow=青い柳。

実は東洋趣味のお皿って、少し前から気になってたのです。

古そうな中国の絵皿も売っているのだけど、すごく高いし良く知らないしで、手が出なかったのですが・・・

なぜ気になっていたかというと、インテリアの写真でよく見るから。

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8角形ってところも魅力。

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夢の中のような、空気感。

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幻想的な構図。

ピンボケしてるわけじゃなく、こんな風に水彩画のようにふわぁ~と滲んでて、しかも描線はくっきりしている。

魅力的。新しい分野、新発見です♪

 

おかげで、このところこの陶器のリサーチで夜更かし気味。笑。

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《参考写真》 すごいコレクションですね。

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《参考写真》 クラシックな家具とも似合うし・・・

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《参考写真》 シャビーなインテリアにも、意外と合う。

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《参考写真》 すっきりとモダンにも。

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《参考写真》 玄人シックなデコールにも。

友人にも、清楚な英国風の白い家具に合わせている人がいる。
甘さの中に、オリエンタルな異国情緒が加味されると、インテリアに深みが出るそうな、、、うーん、確かに。
また、薔薇やラナンキュラスなどのピンク系のお花と良く合うんです。
白・青・ピンクの色の対比が、美しい。

さてさて、上記の参考写真。
ところがよく見ると、滲んだ効果のものが見当たらない。

はて???ディーラーさんは、これが古いものの特徴って言ってたんだけど。
私も、そこが気に入って購入したんだけど・・・???

 

奥深いな。。。溜息。

こうしてまた、新しく気になるアンティークが増えていくのでした。*^^*

 





2017年2月 7日 (火)

ナポレオン博物館のローマンマイクロモザイク展

昨年の12月末まで、ローマのナポレオン博物館(Museo Napoleonico)にて開かれていた、
「18世紀から19世紀のローマンマイクロモザイク展」。

テヴェレ川沿いにあるナポレオン博物館は、すぐ近くにジュエリー専用の箱を売っているお店があるので、その購入ついでによく立ち寄るところ。

なんたって、入場無料なんですよ!
この日も、午後のお店の開店時間(イタリアの商店にはお昼休みがあります)より少し早く着いたので、ここで時間潰しの予定でした。

いつもの通り、無料なのに入場券をもらって中に入ります。



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右の通りをまっすぐ行くと、ナボーナ広場。

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向かい側はテヴェレ川。

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最初のお部屋。

最初のお部屋では、18世紀末から19世紀初頭の素晴らしいジュエリーやカメオやミニアチュールブローチ、磁器などを堪能。ジョセフィーヌ妃と家族の肖像画もあります。

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ナポレオンファミリーの肖像画や調度品。

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嬉しいことに、ドレスも見れます。意外にサイズが小さいのにはびっくり。

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ナポレオン家の紋章である蜂が、金糸刺繍されたマント。

さて、奥まで行くと、「あら、特別展?」

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「Minute VISIONI」

イタリアのSAVELLIという方のローマンマイクロモザイクのプライベートコレクションの展示会でした。偶然のラッキー!lovely

モザイクは、お店でも扱っているし個人的にも好きだし、お客様にもお好きな方がいらっしゃるし、、、嬉しいな~。

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初めは絵画と思いましたが、、、よくよく見るとモザイクです。wink

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こちらはテーブルの天板に使われたもの。

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数々の小物も、、、、

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絵画のような作品も、、、

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イタリアの民衆の日常生活を映したものも。。。

見ごたえのある展示会で、写真もいっぱい撮りましたが、ご興味のある方は、詳しくはFaceBookでご覧ください。(写真のUpが容易なので・・・coldsweats01

博物館はこじんまりとしたものですが、この時代がお好きな方には近くに行かれましたら、お勧めします。

ちなみにすぐ後ろにも、無料の私設博物館があります。
こちらでも、以前「バチカン所有のマイクロモザイク展」を拝見したことがありますが、これもまたさすがに法王様のお宝で、凄かったです。

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Mario Praz 博物館

お屋敷の中で、またそれはそれで興味深い。こちらはガイド付きの予約制ツアーです。少し前に行って予約して入ります。ローマでお時間のある時にお勧めです。

ナポレオン博物館:www.museonapoleonico.it
私のFaceBook:https://www.facebook.com/AntiquesTesoro/


2016年8月10日 (水)

私の家のアンティーク・・・になったもの。

イタリア・ローマ郊外から、アンティークのWebShopを発信しているのですが、時々、お店の品物が私物になってしまうことがある・・・今回は、そんな我が家のアンティークを、いくつかご紹介。

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キッチンのティン・キャニスター4点セット。
お店を初める前に、オランダで購入したティン缶。70年代のアバンギョルド、というかサイケデリックな、抽象お花柄。
まだ経験のない私にも、「これは売れないだろうなぁ~」と思わせるものだったにも関わらず、、、購入。
しかし、肌色の地がアイボリーの大理石と、茶のグラデーションは後ろの焦茶のタイルと、ベルトマッチなのだっ! ということで、私の小さなキッチンのキャニスターになりました。
IKEAの小物とも相性良し。今でも、気に入っています。


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ムッソリーニ統治時代の、小学校のアルファベット教材
これも、まだShopを始めたばっかりの頃にNewUpしたもの。
小学校の通信簿を台紙にしていて、その柄からムッソリーニ統治時代ということが分かる。
独裁者の印象がやっぱり良くないせいか、売れなかったので、これも私物に・・・
当時の小学校の先生の手作りで、アルファベットと、その文字で始まる言葉の絵が描かれてて、個人的には惹かれる要素があるのです。
私の最初の国語の教科書には、牛の絵に「うし」と描かれていたのを思い出す。
今現在は、どうなんだろう?まさか、もう牛ではないだろうなぁ~。


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19世紀のテーブルナプキンをリメイクしたクッション。
これは、今でもEarlySummerで販売中の、19世紀のナポリの上流家族のモノグラムが刺繍されたテーブルナプキンを、クッションにリメイクしたもの。
12枚あるナプキンのうち、ちょうど4枚に少し汚れやシミがあったのです。
それを、4個のクッションにリメイク。
端の方にあったシミなんかはもう見えないし、余った生地で、リボン部分も作って・・・うふふ♪
クラシックなダマスク模様が、同じく19世紀後期の椅子とよく似合う。
私は、お裁縫は全然不得意なので、縫製はご近所のシニョーラに依頼。
しかし!!何度も説明したのに、シニョーラはモノグラムの方向を間違えて裁断してしまいました~。あああー。涙。


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リネンのタオルを、カーテンにリメイク。
こちらも、以前EarlySummerで扱っていたリネンタオル。
幅広のクロシェレースが素敵なんだけれど、日常のタオルとして使うには、少々お値段が張る。クッションや、このようにカーテンにリメイクすると、質感もリネン独特で爽やか、毎日お洗濯するものでもないのでやれることもなく、いつまでもキレイで毎日楽しめます。
これで、リネンタオル半分。
残り半分は、友人が「私の窓にもー!」と言って持って行ってしまいました。笑。


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リバティ時代のキャビネットと、3枚の「桜花と愛らしい雀のお皿」
SARREGUEMINES・3枚セットとして、EarlySummerに少し前に出したもの。たまたまその後、友人からリバティ時代のキャビネットを譲り受け、オリジナルの背面に張られた生地の色にあんまりぴったしなので、、、私物になりました。*^^*
お皿には、3枚中2枚には少しカケがあったのだけど、こうして飾ってしまえば、本当に目に付かない。アンティーク好きは、時々片目をつぶることも必要と感じた次第です。


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落として壊してしまった、額縁。
さて、最後はこんなこともある私物アンティーク。
以前、Tesoro*テゾーロにて販売していた、金箔張りも美しい細かな細工の額縁。

高かったけど、あんまりきれいだったので、2か月迷った挙句に購入。

ところが、ドレスの撮影中に、演出小物として後ろの壁に掛けていたのを自分で落として・・・!
石膏細工部分が、かなり粉々に破損してしまいました。大泣き。

前回の記事の友人の修復家に持って行き・・・
忘れた頃に仕上がってきたのですが、修復跡はよく見ればわかるものの、パッと見には元の姿に、、、

「あらー、直るんだー。」と妙なところで感心したものの、もう同じお値段では出せないので、これも私物に。

というわけで、様々な理由で私物になってしまったもの。
でも、気に入ったものしかお店に出さないので、どれも私の好きなもの。
全部お気に入りです。*^^*



2016年7月 5日 (火)

RESTAURO(レスタウロ=修復)というお仕事

アンティークの修復というお仕事についてです。

イタリアは、世界中でも文化遺産が最も多い国。
当然、修復の仕事の需要もあります。
昨年、ローマのスペイン広場の噴水がオランダの酔った凶暴サポーターに壊されたとき、一晩で修復をし、イタリアの修復家の底力に感服しましたー。
イタリア人、やるときはやるんだぁ~!

ところで今回は、以前にTesoro*テゾーロにて販売した、≪18世紀後期ナポリの幼子イエスさま≫を、お客様の依頼で修復した、その過程をご紹介します。

なるべく良い状態に・・・というお客様のご要望により、修復は、

1.表面のクリーニングと、内部の虫食い予防処理。木材の強化のトリートメント。

2.欠如している指の再生と、離れている指の修復

3.後年にリペイントされた塗料の削除とオリジナルの色の再生

4.小さなダメージや消耗部分の修復および最終的な保護トリートメント
という、全工程になりました。

この彫像のベースは木で、彫刻されたものに漆喰を塗り、着色されています。
クッションの上に寝かして置かれたもので、もしくは、クリスマス時期に教会の中に飾られる、幼子イエス様誕生のシーンに、飼い葉桶の中に寝かされていたもの。
このキリスト降誕の情景を再現する飾りつけは、「プレゼーピオ」と呼ばれますが、今でもイタリアの中でもナポリ地方が一番盛んなようです。

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修復前の彫像。後年リペイントされており、印象は、少しお化粧したお稚児さん。
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オリジナルの彩色に戻した、修復後。
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修復途中の写真。
修復は、常に最初の状態、前の過程の状態を確認しながら進められます。
よって常に一部分、過程の状態を残しておきます。
上写真の一番小さな四角が、修復前の状態です。
これから、長年の手垢や汚れを削除したのが、2番目の四角。リペイントされた肌色が見えてきました。
その周りが、最終的にオリジナルの肌色に戻したものです。
もちろん、この過程の四角は、最後には全部取り除きます。
このほか、目立つダメージとしては、指の欠陥がありました。

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欠けた指。残念ながらアンティークの彫像ではよくあることです。
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修復後。
中指の外れた指も、中に昔修復された際に入れられた鉄芯が入っていましたので、取り除き、オリジナルに使われる木棒で補修のし直しを行いました。
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その他の小さなダメージを整え、肌の均一化も行い・・・
小さな筆で、少しづつ慎重に作業が進められていく様は、修復家の情熱を感じました。
修復は、実費のみをご請求しています。
依頼している修復家は、国宝級の宮殿の壁画や、モランディなどの近代絵画、彫像もこなずベテランです。

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修復家の、ジャンフランコさんとサーラさん。
また、修復過程を詳しく説明した、「修復証明書」も、納品の際にお送りします。
下記をご覧ください。↓